ありがとうのシャワーの中で育ちました
小さい頃から人に喜んでもらえることをするのが好きでした。玄関に来られたお客様にお茶を出したり、散らかった履物を並べたり、暑いときに冷たいおしぼりを用意したり、相手が今、何を欲しているかを想像するのが好きでした。『良く気が利く子ね。』といつも誉められて育ったので、周りの空気を読むのがとっても得意になりました。
母の教育理念『子どもは誉めて育てる』の中で育ちましたので、勉強もスポーツも大してできませんでしたが、誉められるので特に人よりできないとも思っていませんでした。いつも周りの人にありがとう。って言われる。だからまた嬉しくてまた喜んでもらいたくて、頑張る。するとまたありがとうって言われる。幼少時代からありがとうのシャワーの中で育ったという感じでしょうか?自分の中では、ただ落ちたものを拾ってあげるくらいの行為のつもりでやっていることなのに、周りが凄く喜んでくれることが多くていつも不思議に思っていました。