私は明るくてあたたかくて希望に満ちた春が大好きなのですが、
別れの季節でもあるんですよね・・・。
今日は、長年素鵞教室に通って下さったKさんとお別れの日。
ご主人の転勤にともない県外へ転居されるのです。
引越し直前で超多忙にもかかわらず、
「ギリギリまで来るから・・・」
と言ってくれていたので、今日という日をぜひぜひ思い出深いものにしたいと考えていました。
レッスン前、参加者の方々へこっそり配った紙テープ。
Kさんの目に触れないよう隠しておいて、レッスン最後に手元に用意して下さいとお願いしました。
いよいよその時・・・
しどろもどろながら自分の気持ちをKさんに伝えると、
あ---、泣いちゃった。
早いよ、早いよ!
と心の中で突っ込んでいた私。
これからが本番なんだから~!
「さらなる幸せと、目の前にいる仲間たちのことを忘れないで!の気持ちを込めて・・・」
「せ~の!」
皆さん、バッチリ息が合いました。
それぞれのお名前は知らなくても、
同じ時間に同じ場所へヨガをするために集まった仲間たち。
その中のおひとりが目の前からいなくなってしまうことは本当に寂しいことだけれど、
このあたたかい空気に触れた時、私は自分の幸せを改めて感じることができました。
ずっと泣いていたKさんが
ようやく笑ってくれました。
約4年前、隣のNさんがKさんをヨガ教室に連れて来てくれたことがきっかけでした。
最初は 「私にはできない」 と不安そうな顔だったKさんでしたが、
最後には 「ヨガ、本当に楽しかった!」 と言ってくれました。
私にとって何よりうれしい置き土産です。
誰からも愛されるお人柄のKさん。
レッスン前にはいつも周りの方とお話しをしていました。
色んな年代の方々が集まる素鵞教室ですが、
和やかでどこかアットホームな雰囲気がとても心地良いのです。
それはKさんの存在が作り出したものだったんじゃないかと気付きました。
ははっ、みんな泣いた後なので、目がしょぼしょぼだ。
用意していたメッセージを半分も言えなかったけれど、
「サプライズでバイバイ」企画は、なんとか成功だったと思います。
Kさんとの出会いに心から感謝!!
(書いている今もまた涙です・・・)